トマト省力化栽培
苗購入自家育苗
トマト省力化栽培
強健な根を活かす、ピーエスピー社育成２本仕立可能トマト接木苗
栽培の要点
１．目的 定植本数が半減することにより、苗コストが大幅に低減でき、そのためコス
トダウンが可能となり、接木苗の利用が積極的に導入でき、連作障害の回
避ができる。
主枝が２本となるため、初期の生育（栄養成長初期から生殖成長期）の過
繁茂を抑え、しかも、根の発育が充実し根量も増大するため、果の肥大頃
より順調な生育をする為、収量品質とも安定し、その結果初期の肥培管理
が容易になると言えます。
２．特徴 ＰｅＳＰシステム苗は従来の一般苗に比べ、増根力が高い為、２本の主枝を
支える根が形成され、収量、秀品率の低下を招きません。
主枝摘芯２本仕立て栽培は他の摘芯栽培と比べ、代替主枝が２本とも揃っ
た（着花、収穫）生育をします。
３．定植本数 長段取り(10段以上)の場合は10アール当り900〜1100本植えとなります。
４．摘心 移植後、根張りを確保して養分を蓄積し、側枝の発生を良くする為、活着後
本葉3枚を残し摘芯する。側枝を確実に２本発生させる。（本葉２枚目と3枚
目の側枝を利用すると揃いが良く、花芽が安定する。２枚目3枚目のどちら
かの側枝に問題があるときは１枚目の側枝を利用する。）
注）ファースト系品種等側枝が出にくい品種は主枝摘芯２本仕立ては出来
ませんご注意下さい。
５．側枝の摘除 ２枚目3枚目の側枝が正常に発生した事が確認出来次第１枚目の
側枝を除去する。曇雨天時の湿度の高い場合は作業を見合わせる。
６．定植 植付け前は十分潅水(地表面から地下水に通じる)し重力水がなくなってか
ら定植します。この際活着までは少量潅水が必要です(注)常に畝内の水分
と地下水分が通じていることが大切です。畝内の水分が極端に不足すると、
石灰欠乏症状等の生理障害を起こす場合があります。時々畝内の水分を
確認することが必要です。
７．元肥 普通栽培と同じとお考え下さい。但しＥＣ0.7以上(土1：水2測定)の圃場は
Ｎ質肥料の元肥は施さない方が良いと思われます。
８．着果数 第1花房の着果数は着果節位を考慮し着果数をコントロールします。
無理な着果は、品質や段トビ着果の原因になります。通常、4枚目を
ピンチして側枝を２本仕立てた場合5〜7枚で着花します。
極端な温度管理、肥培管理等を行うと着花節位が変化します。
９．追肥 ２本仕立て栽培は肥料切れで樹勢が衰えた場合、回復に時間がかかる
ことがあります果実肥大と樹勢維持の為早めの追肥を施用下さい。
１０．下葉除去 健全な下葉はできるだけ残し、黄変した下葉のみ摘除する。
１１．収穫始め ２本仕立て栽培は開花まで、従来の１本仕立て栽培に比べ大き
くは遅れませんが高温期で５日位、低温期で10日位遅れます。
従来と同一時期の収穫始めを合わせる為には、早めの作業を
考慮下さい。
苗購入自家育苗
新提案 低コストを目的としたポット移植用エクセル胡瓜接木苗のご案内
１．背景 従来胡瓜接木苗は生産者がポット鉢にて自家育苗されておられました
しかし苗産業が発達し、苗メーカーが育成したポット接木苗を購入し、そ
のまま圃場へ定植える生産者も増えて参りました。
２．問題 輸送コスト、輸送中の事故（冷害、徒長）苗質、病害虫、苗コスト等、多く
の課題も露呈してきている事も否めません
３．提案 弊社では過去ポリポット接木苗育成業者であった時の事を参考に、更に
発展した低コスト化のシステムを下記のごとく御提案致します。
弊社におきましては、ますますの苗時代の到来にお客様の期待に答えられるよう
苗質の向上と安定性、安全性確保のため投資して行く所存です。
ポット移植用接木苗を生産者自信がポット鉢へ仮植し、管理、定植する方法
特徴 １．ポット苗を購入するより苗コストが大幅に低減できる。
２．苗輸送コストが低減できる。
３．生産者自信が管理出来るため、生産者の希望する姿に育成できる。
４．生産者自信が管理出来るため、病害虫、有機農産物などの問題が低減
５．接木苗育成で最も管理技術を要する時期過ぎた苗で、更に移植用
として開発した為、移植作業が楽で、手早く大量に出来る。
６．移植用の形態として開発した接木苗の為、移植管理後揃いの良い
良質苗が出来上がります。
ポット移植用 エクセル胡瓜接木苗
生産者の希望（前作がある為、接木は出来ないが、移植はできる。）
との御意見によりシステム開発した接木苗です。
Ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ（Ｃ）2006 ＰｅＳＰ Ｃｏ．，Ｌｔｄ．